iptablesとは?
カテゴリ: セキュリティ
iptablesは、Linuxカーネルに組み込まれているパケットフィルタリング機能(Netfilter)を操作するための、ユーザー空間のコマンドラインツールです。長年にわたり、Linuxのファイアウォール設定のデファクトスタンダードとして使われてきました。
主な機能: チェーンとルール
iptablesでは、パケットの流れを以下の「チェーン」という単位で制御します。
- INPUT: サーバーに入ってくるパケット(受信)
- OUTPUT: サーバーから出ていくパケット(送信)
- FORWARD: サーバーを経由して別の場所へ行くパケット(ルーターとして使う場合)
例えば、「SSH接続(22番ポート)だけは許可し、他はすべて拒否する」といったルールをINPUTチェーンに設定することで、不正アクセスを防ぎます。
後継ツールとの関係
現在、iptablesはより高性能で柔軟な設計を持つ「nftables」への移行が進んでいますが、多くの既存システムや解説記事では依然としてiptablesが使われています。また、初心者向けの「ufw」やRed Hat系の「firewalld」といったツールは、内部的にiptables(またはnftables)を操作するフロントエンドとして機能しています。